第弐話 怪異
唐突に、誰が見ても小市民なのに、なぜか龍麻は醍醐君に勝負を申し込まれました。体育会系の暑苦しいボディランゲージが好きなようです。 平々凡々な龍麻はオセロにしてもらい勝ちました。負けた醍醐君は明日、近所のおいしいラーメン屋さんで奢ってくれるそうです。 桜井さんも交えてラーメンを食べていると、オバケが出るという噂のある旧校舎で探検ゴッコをしていた遠野さんが助けを求めてきました。 眼鏡っ子のお願いは最優先事項です。事情を聞くと、本当にオバケみたいなものが出てきて、一緒に行った美里さんが取り残されたそうです。やはりあの美人さんはトラブルの種のようです。 皆は探しに行くとかほざきやがりましたが、危ないので龍麻は教職員名簿で犬神先生に連絡を取り、美里さんを救助してもらいました。 ただでさえ崩壊寸前の旧校舎で、オバケの正体だったなんか危ない蝙蝠まで一杯いたそうで、美里さんと遠野さんは凄く怒られました。 第弐話 怪異 完 目次に戻る コンテンツに戻る |