第壱話 転校生
平々凡々を絵に描いた少年、緋勇龍麻は、何の因果か東京・新宿の真神学園に転入しました。 本当は面倒臭かった龍麻ですが、担任のパツキン(死語)でジンガイ(死語)のマリア先生は優しくて美人でぐらまあでおまけに独身だったのでラッキーとか思いました。 隣の席の美里さんは親切な美人さんでこれまたラッキーなのですが、このレベルでフリーというところに地雷臭を感じた龍麻は無難な挨拶だけにしておきました。 美里さんの友達でクラスメートの桜井小蒔さんは、元気で明るい良い子のようです。ショートカットでひんぬーでスポーツ少女という組み合わせは、ステータス的に龍麻の好みに合致しています。 陽気で親切な剣道部部長の蓬莱寺京一君が学校を案内してくれました。図書室のエロいひみつを教えてくれたり焼きそばパンをくれたりするイイ人です。 案内してもらっている途中で黒髪ロングに黒縁眼鏡、ぐらまあなぼでーにちょっとがさつで押しの強い性格という新聞部の遠野さんと、ショートカットにビン底ぐりぐり眼鏡、小柄でひんぬーで呪い人形を抱えたオカルト研究会の不思議少女というスペシャルコンボな裏密さんと会いました。眼鏡スキーの琴線に触れる二大眼鏡っ子に認定させていただきます 帰ろうとすると予感的中、美里さんに惚れているらしい80年代臭漂う不良の佐久間君に絡まれましたが、小市民な龍麻は親切でとても強い京一君に助けてもらいました。 そこにクラスメートの醍醐君が現われ、【この学校は魔人学園と呼ばれているんだよw】と聞いてもいない上にマジどうでも良い事を教えてくれました。 第壱話 転校生 完 目次に戻る コンテンツに戻る |